北の国から犬猫と楽しく暮らすための「ヒント」を専門家がお届けします。
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イギリスの保護犬猫は全体の3分の1!
2008年09月30日 (火) | 編集 |
欧米の保護犬猫の飼育は全体の約30%
Pet Food Manufacturers association の2008年調査)、

一方東京都の調査では、犬の入手元は約60%がペットショップ

からで、保護センターからは全体の10%も満たない状況

(18年度東京都の犬飼育実態調査より)。

このデーターから見ても、イギリスは動物を保護しようという

意識が高いのがわかります。

日本は純血種を求めようとする人が多いため(その方が

カッコいい!と思う人がおおいのでしょうけれど)、

ペットショップからの入手が大半のようです。

イギリスの各地には大規模なアニマル・シェルターが存在し、

週末には多くの人が犬猫を求めてやって来て賑わいます。

求めていた犬猫が現れたら、スタッフによるインタビューを受け、

OKが出れば、寄付金(定額)を支払い、

そこで犬猫はやっと家族の仲間入り。

私がイギリス滞在中、TV番組向けにシェルターの取材を行った時

のこと。

シェルターにやって来た家族に「なぜここで犬猫を見つけようと

するのでしょう」という質問をぶつけてみました。

彼らは「一頭でも助けてあげたいし、彼らは犬猫に変わりないから

(雑種でも)。どういう過去であろうと、自分たちが愛情を持って接して

あげれば、楽しく暮らしていけるはず」と答えました。

他の家族にも同じ質問をしましたが、答えは同じでした。

‘ここにいる犬猫も犬猫に変わりない・・・’保護犬猫だからという

隔たりなく、自然に受け入れようとする言葉が非常に印象的で、

心打たれたのを覚えています。

本当にそうですよね。彼らも同じ犬猫に変わりない。

保護犬猫だから問題があるのではなく、人間側が温かい心で

受け入れ、接してあげれば、どこから来た犬猫などは

関係ない(もちろん、過去を理解した上で対処することは

必要)と思います。

実際ペットショップからやって来た犬猫、ブリーダーから

やって来た犬猫でも問題行動を抱えている場合は

たくさんあります。

犬猫の問題ではなく、やはり飼い主さんの接し方次第だと

つくづく思うのです。

日本もイギリスのように自然に保護犬猫を受け入れる

ことができれば、幸せになれる犬猫も増えるのに・・・

と思いませんか。



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欧米のセラピードッグの活動
2008年09月29日 (月) | 編集 |
先の記事で日本の動物介在療法に触れましたが、

ここでは欧米との違いについてお話したいと思います。

動物介在療法は元々アメリカで進められ、その後成果が認められた

後にヨーロッパでも行われるようになりました。

アメリカもイギリスも組織の規模が大きいですが、驚くのは

システムが徹底されていること。

システムがしっかり細分化されているからこそ、組織が大きく

なっても運営できているとも言えます。

システムは下記の通りなっています(イギリス最大のペットセラピー団体、

ペット・アズ・セラピー)。

本部   トレーニング&リサーチ      
      (試験管、コーディネーターの育成)    試験官

      ジュニアクラブ(5歳~15歳)の     ジュニアクラブ
      管理・運営

      企画、促進(広告、イベント企画、   
      H・P作成、PAT商品など)


      支部運営                  地方コーディネーター
      (地方コーディネーター管理)             
                              セラピードッグ・キャット
  
      総務
      (ボランティア登録、受付業務)

子供の動物愛護精神を高めるための一環としてジュニア・クラブ

(メンバーになった者はさまざまなイベントや活動に参加できる)を

設置していたり、各地方には施設や病院と連絡を取り合って

訪問をアレンジ、犬猫を手配するコーディネーターが活躍しています。

本部のトレーニング部署は活動の核となる犬猫の試験官や

コーディネーターの育成に力を入れています。

活動内容で犬猫のことをよく考えているなと思う部分は、

日本では施設や病院の1ヶ所に人が集まり、ボランティア・ドッグが

対応するのに対し、欧米では多くの場合、一頭の犬猫が

一人一人の部屋や病室を訪れるということです。

文化的な背景や施設、病院側の考えもあると思いますが、

1ヵ所にたくさんの人や犬猫が集まれば、普段は落ち着いていられる

犬猫も興奮したり、緊張して、ストレスが溜まりやすい環境になって

しまいます。

欧米のように活動がスムーズに行くようにシステムを徹底すること、

犬猫の気持ちを考えた環境をできるだけ提供し、人間も動物も

心から楽しめる時間を持てるようになればいいなと思います。

Pet therapy

病室で犬と触れ合う患者さん
子供の時から命の尊さを教える大切さ
2008年09月27日 (土) | 編集 |
私の動物と共生する基本理念は

「われわれ人間が動物の福祉を守ってあげてこそ、

共に快適に過ごすことができる」です。

近年犬猫の室内飼いが増え、犬猫は人間の心を癒す欠かせない

存在となりつつあります。

行動学の研究でも犬猫は人間の心身に大きく貢献

できるという結果が出ており、現在日本でもボランティアドッグ、

セラピードッグとして老人ホームや病院、施設を訪問する

動物介在療法が精力的に行われています。

学校教育の現場でも少しずつ行われようとしています。
読売新聞記事

とても素晴らしい試みだと思います。もし人間も犬も双方がハッピーなら。

ここでいつも気になるのは、犬や猫にとってストレスに

なっていないかどうかということ。

施設や病院を訪れる犬たち(日本ではほとんど活動しているのは犬のみ)

は、厳しい試験を受けて合格しているので、フレンドリーで

どのような対応にも攻撃的にはならない犬たちのはず。

そうは言っても、相手をするご老人や患者さんは犬の扱いを知らない

かもしれませんよね。いきなり上から触ろうとするかもしれないし、

多数で急に集まって触ろうとすれば、犬も怖がるかもしれません。

特に慣れていない場所では犬は緊張するので、注意が必要です。

何度か現場を見学に行ったことがありますが、犬があまり心地よくなさそう

なのに、触ってもらおうと飼い主さんが犬を無理やり抱っこして

差し出したり、ひざに乗せている風景を見かけました。

これだと人間側の独りよがりで、犬はかわいそうですよね。

飼い主さんが犬の行動をしっかり見て対応すること、

飼い主さんが犬の行動を読み取れないのなら

事前に対応の仕方をスタッフが講義しておく、

専門家が付いてストレスがないように対応の仕方を、アドバイス

するなどの慎重さが欲しいなと思います。

犬も人間も楽しめてこそ、犬が人間の癒しになれるのではないでしょうか。

学校教育の現場では、子供たちの心の問題を解決するために

犬を活用するよりも(もしくは同時に)、命の大切さ、そして命あるもの

と共に時間を過ごす楽しさを教えて欲しいと願います。

物が豊かになり、TVゲームや携帯電話などで遊ぶようになった

子供たちは動物や自然に触れることが少なくなったと同時に命の尊さも

感じなくなっている気がします。

小さい頃から命を大切にする、人や動物を思いやる気持ちが芽生えれば、

日本の動物愛護ももっと発展すると思えてなりません。





犬のご褒美とは
2008年09月24日 (水) | 編集 |
先の記事にご褒美を使って犬にものごとを教える

お話をしましたが、今回はこのご褒美についてです。

ご褒美というと食べ物=おやつ、というイメージに

なりがちですが、犬のご褒美になりうるものは

他にもあります。

犬が他に好きなもの、生きていく上でなくてはならないもの・・・

遊び(おもちゃ)、飼い主さんとの交流、散歩(運動)です。

飼い主さんとの交流には、飼い主さんが言葉で褒める、撫でる、

何らかの形で構う、などが含まれます。

ここでポイントとなるのは、自分のワンちゃんがどのご褒美を一番好むか

を飼い主さんが見極めることです。

犬種、個体差によって犬の一番好きなものは異なります。

犬によっては食べ物が一番好きとは限らず、

遊びや飼い主さんに構ってもらうことの方が好きな犬もいます。

うちのこうたろうはテリアなので活発で捕食性も強く、

遊びが大好き。

食べることよりもボール遊びや動くものを追いかける、

穴掘りが好きなのです。

この一番好きなものは、新しいことやどうしても言うことを

聞かせたい時に使うのが効果的です。

例えば要求吠えで困っている飼い主さんが、

犬が吠えている時は完全無視し、静かになった時を

見逃さずにすぐに褒めて呼んで来させて、遊びが一番好きなら

好きなおもちゃで遊んであげる、食べ物が一番好きなら

おすわりをさせて、おやつを与えてあげることを繰り返すと

犬は「静かにしたら、好きなことをしてもらえるんだ!」と

学習するようになります。

一番好きなものだと、モチベーションが上がるんです。

人間もそうですよね。

ですから、ご褒美に使えるものに順位付けをして、

それを犬に覚えさせたいことによって使い分けることを

お勧めします。

ワンちゃんとの信頼関係を深めることにも繋がりますよ。



ご褒美の威力
2008年09月23日 (火) | 編集 |
欧米から入ってきた「褒めて教える」方法は

日本でも普及しつつあります。

ご存知の方も多いと思いますが、

これは犬がしていいことをした時に見逃さずに(行動の後2秒以内に)

褒めてご褒美を与えるという、ルアー・トレーニング法。

ご褒美には主に食べ物(おやつ、フード)を使います。

食べ物はほとんどの犬にとって一番好きなもの。

それを与えると、犬はこうしたらご褒美をもらえるんだと

やる気になり、積極的にものごとを覚えようとするわけです。

しかし、飼い主さんの中にはこのご褒美(特におやつ)を与えることに

抵抗がある人もいます。

「おやつを与えると太るから」「おやつを与えないと言うことを聞かなく

なるから」「おやつで教えるなんて飼い主の威厳がなくなる」と・・・。

もちろん、おっしゃることは理解できますよ。

でも・・・私たち人間も興味がなかったり、報酬がなければ、

なかなか何事もやる気にならない(仕事もそう)のと同じように

犬も飼い主に一方的に「こうしなさい」と言われても

聞こうという気にはなりませんよね。

飼い主側がいくら「犬は飼い主の言うことを聞いて当たり前」

と言っても信頼関係がないと無理な話ですし、

その信頼関係を築くきっかけが必要です。

それが犬の好きなご褒美を与えるという方法です。

ご褒美を与えるといっても、むやみに与えるのではなく、

飼い主さんがして欲しいことを犬がした時のみ与えれば、

悪い習慣にはなりません。

犬は好きなことをしてくれる人が好きですから、

飼い主さんをどんどん好きになり、信頼関係も生まれます。

犬はいったん覚えてしまえば、おやつは毎回ではなく、

時々与えてあげれば、犬は喜んで飼い主さんの言うことに

従います。

ダイエットを気にする飼い主さんは、おやつと言っても

ジャーキーだけではありませんから、野菜(にんじん、きゅうり、

だいこん、キャベツなど歯ごたえの良いものを好む犬も多い)

などを代わりに与えるのも一つの方法。

トレーニングにおやつを与える機会が増える場合は、

毎日のフードで調節するなど、工夫はいろいろできます。

しっかり基本を覚えさせ、飼い主さんとの良い関係を構築していく

ためにも、是非ご褒美をうまく活用してみてください。


親睦会 犬の集中

私のクラスの飼い主さんが持つおやつに集中しておすわりする犬たち。
トレーニングの成果?!だよねー。こうたろうもしっかり参加!


トリックを覚えよう
2008年09月23日 (火) | 編集 |
トリック(芸)は犬と飼い主さんの大切なコミュニケーションの一つ。

これはイギリス滞在中に私の師から学んだことです。

トリックは犬の頭を活性化させ、飼い主さんと楽しく出来るトレーニング。

そして犬って練習したらこんなに覚えることが出来るんだと、

学習能力に感動しますよ。

簡単なところでは「おて、おかわり」、「まわれ」「ごろん」「立って歩く」

「死んだふり」「もって来い」、などなど・・・。こつを覚えれば簡単!

うちのクラスでも覚えてもらっています。

一つできるとトレーニングが楽しくなり、飼い主さんの自信にもなります。

皆にも自慢できますし・・・。

犬との生活をもっと楽しくするために、トリックを覚えてみませんか。


幸太郎トリック
鼻の上におやつを乗せて、それを口でキャッチするこうたろう


いつでも愛犬に触れるようにしておこう
2008年09月18日 (木) | 編集 |
以前の記事にも書きましたが、相談される問題行動の中で

最も多いのは、「飼い主を噛む」こと。

飼い主さんが足を拭けない、洗えない、ブラッシングが出来ない、

爪が切れない、首輪が付けられない、目薬がさせない、など、

すべてが犬にとって嫌なことをしようとした時に起こる問題です。

飼い犬に噛まれるということは飼い主さんにとってはショックで、

悲しいことですよね。

ほとんどの場合は子犬の時から飼い主さんが触ることに

慣れさせていない、そしてもともとあまり触られるのを好まない犬に

無理やり行うことが原因です。

なぜ犬にとって「無理やり」「嫌」になってしまうのでしょうか。

それは飼い主さんが楽しい関連付けでそれらを犬に

紹介できていないからと言えるでしょう。

逃げようとする犬を無理やり捕まえて、一気に足を拭いたり、ブラッシング

しようとすれば、犬は抵抗しますし、2度とされないように

構えるようになりますよね。

これは犬が悪いのではなく、恐怖で自己防衛から攻撃をせざるを

得なくなってしまうわけです。

そうさせないためには最初が肝心。紹介の仕方次第です。

好きなおやつを見せて来させ、

タオルで足をやさしく1本拭くことができたら、褒めて持っている

おやつを1個与え、次に2本目をやさしく拭き、また拭かせたら、

褒めて持っているおやつを与える。

同じく、やさしくブラッシングして受け入れたら、褒めておやつを与える。

そしてまた他の部分をブラッシングして受け入れたら、再び褒めて

おやつを与える、というように段階を経て行うことが必要です。

犬はいったん警戒してしまうと、受け入れるのはなかなか

難しくなってしまいますから。

まずは子犬の頃から、飼い主さんはもちろん、家族全員

どこを触っても問題がないようにしておくことが大切です。

スキンシップとして、毎日体のいろいろな部分を触る、

撫でる練習をしておきましょう。

子犬の時に行ってみて大丈夫だからと止めてしまうと、

自我が明確に出てくる1,2歳になって「嫌だ」と唸ったり、

歯を見せたりすることがありますので、犬との信頼関係が

構築する3,4歳まで続けることが大切です。

現在、網膜剥離を治療しているパピヨンに点眼ができないという

飼い主さんを診ています。

このワンちゃんは点眼以外にも必要以上に撫でられたり、

顔の周辺を触られたり、足を拭いたりする時にも

噛み付く行動を見せます。

皆さんのワンちゃんもいつ病気になって、治療しないといけない

時がくるかわかりません。その時のためにも、体のどこの部分に触れても

落ち着いていられるように、毎日少しずつ練習してみましょう。







犬とのコミュニケーションは短く明確に!
2008年09月16日 (火) | 編集 |
私がイギリスの飼い主さんと日本の飼い主さんを比較して、

最も異なるなと思ったのは、「犬へのコミュニケーションの仕方」です。

先の記事にも書いたように、犬に物事を教えるには「けじめ」が

大切です。

もう一つはそのけじめとも関わっていますが、犬がして欲しいことをしたら

短い言葉で大げさに褒める、いけないことをしたらシャープに注意する

ということです。

日本では(特に女性)、飼い主さんが「・・・ちゃん、そんなことしちゃだめよ」

「・・・ちゃん、お出かけするからね」などと、話しかける姿を

よく目にしますが、イギリスの飼い主さんは犬がいいことをしたら

オーバーアクションで「Good boy!, Good girl!

(グッド・ボーイ、グッド・ガール」、いけないことしたら

はっきり「No!(ノー)」と言います。

だからメリハリも付きやすく、犬にとっても何が良くていけないか

伝わりやすい。英語は日本語よりも単語が短いというアドバンテージ

もあるのですが。

犬は短い言葉で、大げさに一回だけ言う方が理解できるのです。

もちろん犬は関連付けて覚える動物ですから、

言葉のタイミングは行動を行った後、2秒以内に。

私たち日本人は感情を大げさに現すのは苦手ですよね。

でも・・・・・

そういう習慣がなくても、恥ずかしいなあと思っても、

言葉がわからない犬とコミュニケーションするには

私たちも犬を楽しませるために「演技」が必要なんです。

ご自分のワンちゃんを褒めた時、しっぽをブンブン振っていますか?

もし振っていなければ、大きな明るい声で思いっきり

「・・・ちゃん、いい子だね!」と言ってあげてみてください。

きっとワンちゃんはうれしくてしっぽをブンブン振るでしょう。

ご自分のワンちゃんが呼んでも来ない、という飼い主さんは

「・・・ちゃん、おいで!」と声のトーンを上げて明るく、手を叩きながら

呼んでみてください。

きっとワンちゃんは飼い主さんのところに行けばいいことがあると

思って飛んで来るでしょう。

犬は楽しいことが好きな動物。

一度思い切ってやってみれば、反応してくれる犬を見て、

飼い主さんも楽しくできるようになるでしょう。


犬との遊びは「質」が大切
2008年09月15日 (月) | 編集 |
私はイギリスに滞在中、たくさんのことを学びましたが、

中でも目からうろこだったのは、犬との遊びは時間の長さではなく、

ということです。

これは当時私の先生だった人から教わったことですが、

「なるほど!」というくらい変わる犬を見ました。

そして現在仕事において同じように変わる犬たちを

たくさん見ています。うちのこうたろうも同じ・・・。

犬は飼い主さんが大好き。家族が大好き(のはず)。

いつも彼らに構ってもらいたいと思っています。

特に子犬は。

その犬が満足するかどうかは遊びの内容と、

接する飼い主が犬に100%向き合っているかどうか、

ということ。

犬が好きなボールやロープ、ピーピーいうおもちゃを

持ってきた時だけ「はいはい、遊びたいのね」と投げたり、

飼い主さんが他のことをしながら(新聞を読みながら、家事をしながら)

犬が持ってきたおもちゃで遊ぶという遊び方は

犬にとっては遊びにはならないのです。

そういう遊び方を1時間続けても犬は満足せず、

「ねえ、ねえ、遊んでくれてるの」とまた構って欲しいと噛む、

いたずらしてみたりという行動に出てしまうことは

少なくありません。

遊ぶ時は飼い主さんがいっしょに遊べるおもちゃを出してきて

犬を呼んで来させ、犬に集中して好きな遊びをしてあげる。

終わる時は「終わり」と言って飼い主が終わらせる。


その時間は例え5分でも犬は満足し、犬はその遊びを楽しみにして

おとなしく待つことがきるようになります。

要はだらだら遊ぶ1時間よりも犬だけをしっかり見て遊んであげる5分の

方が犬は満足するのです。

それを一日数回繰り返すと、犬は驚くくらい落ち着くようになりますよ。

私は犬に物事を学習させる上で「けじめ」「メリハリをつける」ということを

とても大切にしています。

構ってあげる時(遊びも含め)はしっかり遊び、忙しいときは

全く構わずに、ひとりの時間を過ごさせる(子犬の場合はもちろんひとりで

いることが難しいので、そのための方法があるのですが)。

こうする中で、犬は「ご主人は遊んでくれるけれど、構ってくれないことも

あるんだ」と学習していきます。

お留守番をしないといけないワンちゃんも、「帰ってきたらしっかり遊んで

もらえるから」と我慢できるようにもなります。

もしうちの犬はいたずらをして困る、構って欲しさに噛んでくる、

お留守番がなかなかうまくできない、というような問題を

抱えている飼い主さんは是非、実行してみてください。

やり方さえ適切であれば、必ずワンちゃんは変わります!

しっぽの会 ケアトレーニング開催
2008年09月10日 (水) | 編集 |
しっぽの会で保護されたワンちゃんを対象に

基本的なトレーニングなどを行います。

楽しくトレーニングを行うことで、犬とのコミュニケーションを

深めてみましょう。

今回初めての試みです。

ご興味のある方は先着順ですので、早めに

お申し込みください。

但し、問題行動を抱えているワンちゃんや、他の犬、人に過剰に吠える、

噛み付く傾向にあるワンちゃんは他のワンちゃん、授業の妨げになって

しまいますので、個人的にご相談ください。


【 ワンちゃんとのコミュニケーションを楽しもう! 】
ラブラドールの胃から13個のゴルフボールが!
2008年09月08日 (月) | 編集 |
イギリスでのニュース。

ラブラドールの胃袋から13個のゴルフボールが出てきたらしい。

もちろん、ゴルフボールを食べたということ。

ゴルフコースの近くに住む5歳になるクロラブ、オスカーくんの

飼い主さんは、彼の胃からおかしな音がするため病院に

連れて行ったところ、なんとゴルフボールの山が胃の中に!

すぐさま手術して無事全部取り出した。

オスカーくんの健康には何も異常なく、元気に過ごている

らしいが、やむを得なく口輪をして散歩しているとか

(これだと当然かも)。

さすが、イギリスのラブラドール。

何でも食べてしまうのは日常茶飯事で、やはり日本とは異なり、

ラブの本能そのままに生きてます(笑)。

他にもいろいろあるんですよ。飼い主が携帯電話を探していたら、

マスティフのお腹から着信音がして、発見したとか・・・。


イギリスの公園ではほとんどの飼い主さんは犬を放して散歩している

ため、拾い食いは余程トレーニングしていないと止めさせられないんです。

(でもしっかりしつけられているから放しても散歩できるのです。

拾い食い以外はね。)特にレトリバー系は。

レトリバーを飼っている飼い主さん、拾い食いをさせないためにも

しっかり「つけ」の練習をしましょう。

英語の記事ですが、ご覧になってください。
イギリスMSNニュース
猫と快適に暮らすにはⅠ
2008年09月06日 (土) | 編集 |
犬も猫も社会性の動物。

でも猫が犬と大きく異なるのはご存知の通り、

単独行動の動物であること。

犬でも猫でもいっしょに暮らすための基本は、私たち人間が

彼らの本能を尊重してあげる(犬猫をよく理解する)ことですよね。

ところが、猫の問題行動の原因は「飼い主さんが猫に期待しすぎる」

ことにもあるように思います。

行動治療では飼い主さんからブラッシングを心地よさそうに

させていたのに急に噛まれた、構おうとして手を出した時に

引っかかれたということをよく聞きます。

それは飼い主さんが気づかないうちに犬と同じような交流を猫に

求めてるからではないでしょうか。

私の経験において(現在は飼っていませんが)、猫は単独動物で

あるがゆえに自分の世界を持っています。

だから飼い主はその世界を尊重する、つまり構いすぎないことが

必要だと思うんですね(育て方にもよりますが)。

ゴロゴローと寄ってきた時に相手する、捕食性を満足してあげる

遊びに誘い、もし乗ってきたら遊ぶ。

加えて猫の必要とする環境 - 好みの爪とぎ、高い落ち着ける場所、

静かな排泄場所、毛の手入れ、などを与えてあげることが

うまく生活を共にするコツだと思います。

猫は犬ほど交流を持ちたがらないので飼い主は寂しく感じますが、

その分手がかからなくて飼いやすいとも言えますよね。

お留守番の心配もないし・・・。

猫の飼い主さん、猫の良い部分を大いに尊重してあげましょう。

猫雑誌「猫びより」に記事を連載しています。

もしご興味があったら是非ご覧になってください。

猫びより

猫.びより


“社会化”ではなく、“社会科”?????
2008年09月05日 (金) | 編集 |
私の東京にいる友人のまた友人のお話。

その人は2頭目のヨークシャテリアを探している飼い主さん。

彼女は1頭目のワンちゃんの社会化に失敗したと深く反省し、

2頭目は子犬の時からしっかり社会化すると

(注:子犬の一番大切な社会化時期は3~12週)

固く心に決めてブリーダーさんを探しています。

その人がブリーダーさんに電話して

「社会化はされていますか?」と質問すると

大抵のブリーダーさんから「母イヌと兄弟たちと一緒にいますよ。

他のこと?それは3ヶ月以上にならないとできません!!」

と言われてしまうとのこと。

終いには「学校の勉強ですか?!」と、

“社会化”ではなく“社会科”と勘違いしたブリーダーさんまで

出てくる始末だとか…。

というわけで、なかなか良いブリーダーさん、

子犬に出会えないでいるそうです。

ブリーダーさんのところにいる3週から子犬の社会化は

始まっているのにブリーダーさんがこのような認識では、

なかなか良い子犬は育たないですよね。

犬猫は物ではなく、命ある生き物なのですから

ブリーダーの責任として彼らを幸せにしてあげるためにも

しっかり勉強して欲しいと願います。


日本の犬はおとなしい?!犬種の特性を忘れてる???
2008年09月05日 (金) | 編集 |
イギリスと日本の犬を比較して気づいたことがあります。

以前の記事にも書きましたが、保護されたシェルターの

犬たちを含め、日本の犬たちはイギリスの犬たちに比べて

「おとなしい」ということです。

どういう意味かと言いますと、イギリスの犬は犬種の特性を

そのまま持っている犬たちが多く、そのせいか激しい犬が

多い(本能に近いという意味)ということ。

もちろん中型犬以上を飼っている人が多いため、そう見える

のかもしてませんが・・・・・ドーベルマン、ロット・ワイラー、

ジャーマンシェパードはしっかり番犬の役割を果たして配達人に

吠えるし、ボーダーコリーは動くものには敏感で、そういった運動を

させないとすぐに動くものを追いかけるという問題行動に発展したり、

テリア系は興奮しやすく、まわりの刺激に反応しやすい、

一番の人気犬種ラブラドールは活発で何でも食べてしまう。

一方日本の犬たちは(特に洋犬)同じボーダー・コリーやテリア系、

ラブラドールでもイギリスのような犬種ならではの特化した

問題をあまり見たことがないのです。

それは外で見る犬も仕事で出会う犬たちも。

小型犬は吠えることはあっても外ではおとなしく、

単にしつけられていない(飼い主と犬との間で必要な

基本トレーニングができていない)という印象です。

もちろん、こうした犬の方が飼いやすいのでしょうけれど。

でも犬種としての特性がないと、少し寂しい気がします・・・。

一番感じる身近な例はうちのこうたろうです。

ジャック・ラッセル・テリアと言えば、ご存知の方も多いと思いますが、

きつね狩りに使われていた犬です。学習能力は高いのですが、

捕食性が強く、獲物には噛み付きやすい、なわばり意識が強い、

運動量が半端ではなく、常に動いている、などというところから

英国産なのにイギリス人ですら「何飼っているの?」

「ジャック・ラッセル・テリア」と言うと

皆「オー!ディアー」と顔をしかめる扱いにくい犬種です。

イギリスでは問題行動が多い犬種(テリアは一般的に問題行動が

多い)にもかかわらず、こうたろうは他のJRTに比べて非常に愛嬌が

あり(初めての人には警戒しますが)、近所では人気犬でした。

ところが日本にいると、こうたろうもどちらかというと激しい犬の部類に

入ってしまう。まわりにはJRTらしからぬおとなしい犬が多いのです。

落ち着きがない犬もいるが、他の犬や人に攻撃性もなく、激しくない。

その中にいるとこうたろうはひとり落ち着きがなく、なわばり意識も強い

ので、相手によっては攻撃的に見えてしまうこともあるのです。

犬のことをよく理解している飼い主さんでないと遊ばせられないことも

・・・(汗)。

これはいったいどうしてでしょうか。

考えられるのは、繁殖の仕方。

イギリスではできるだけ犬種が持つ特性を保持できるような

ブリーディングしているけれど、日本では無理な繁殖を含め、

何も考えずに繁殖しているからでしょうか。

それとも日本の飼われる環境ではその犬種が本来持つ特性を

生かせないから(自由に走り回れる場所がないとか、長時間お留守番し、

飼い主に関わってもらえないとか)繁殖が繰り返される中で、

その特性が消されてしまっているのでしょうか。

皆さんはどう思われますか。

もう一つ。イギリスの犬たちに比べ、日本の犬たちは病気が多いこと。

これはきっと繁殖の問題でしょうね。

JRT攻撃性
イギリスのJRTはこういうタイプが多い!
どうにもならない犬猫なんていない!
2008年09月03日 (水) | 編集 |
私は行動治療という仕事柄たくさんのワンちゃん、

ネコちゃん(特に犬)に出会います。

飼い主さんは「困った、困った」と言うけれど、

私にはどの子もいい子に見えます。

来客に吠えるワンちゃん、お留守番ができないワンちゃん、

飼い主さんに噛み付くワンちゃん、スプレー行為(マーキング)を

してしまうネコちゃん、家具など不適切なところで爪とぎをしてしまう

ネコちゃん、など・・・・・飼い主さんには困った行動でも、犬猫からすると

自然な行動の場合がほとんどです。

そしてこれらの行動には彼らなりの理由があるんです。

異なった生き物がいっしょに生活しているからそう見えてしまう

だけなんですね。

まずそこをよく理解してあげましょう。

その上で犬猫をよく観察し、なぜそのような行動が起こっているのか

を理解してあげればおのずと対処の仕方が見えてきます。

どんなに吠える犬でも、噛み付いてくる犬でも、遺伝的に攻撃性がある

場合はありますが、ほとんどの場合は相手を傷つけてやろうという

意図的なものではなく、警戒心からくる自己防衛的な理由です。

彼らが悪いのではなく、どこかでそうせざるを得ないという学習を

してしまったのです。

そうであるなら、逆に警戒心を持たないように学習させることも

できるはずですよね。

他の犬は怖くないんだよ、飼い主さんは嫌なことをしないんだよと

飼い主さんが接し方を変えたり、環境を整えることで彼らも変わって

いきます。学習し直すことができるのです。

飼い主さんが実際そう思うだけで(そう思うだけで飼い主さんの表情が

変わり、敏感な犬はそれを理解する)、犬は変わることもあります。

だから私はいろいろなケースを通して、どうにもならない犬猫なんて

いない!飼い主さんの努力次第だ!と信じています。
自分の犬猫は自分で守ろう!~飼い主の責任~
2008年09月02日 (火) | 編集 |
あなたの大切な犬猫がどこかに行ってしまったら、

あなたはどうしますか。

「うちの犬はいつもリードを付けているから大丈夫」

「外には出さないから大丈夫」 「リードを放しても

監視しているから大丈夫」と過信している飼い主さんは

少なくありませんが、その過信は危険です!

犬猫は私たちとは異なる動物。

犬猫は私たち以上にまわりで起こることに敏感な動物です。

私たちが大丈夫だと思っていても、他の犬に追いかけられたり、

リスや猫を見ると突然走り出して、持っているリードが離れて

しまうかもしれません。

来客が来た時にドアの隙間から出てしまうことも

あるかもしれません。

起こってしまってからだと取り返しがつかない。

だからこそ私たち飼い主は常に最悪のことを考えて、

犬猫を守ってあげる必要があると思います。

それが飼い主の責任であり、彼らへの愛情と

言えますよね。

毎年多くの迷い犬猫が動物管理センターに保護され、

1週間経っても飼い主が現れない場合は殺処分されています。

万が一いなくなってしまった時のために、迷子札もしくは

マイクロチップを埋め込んでおくことは非常に大切。

私がいたイギリスでは迷子札をするのは条例で義務付けられて

おり、現在ではマイクロチップの埋め込みが普及しています。

つまり迷子札とマイクロチップ両方付けているというわけです。

自分のワンちゃん、ネコちゃんがかわいいなら、命を守ってあげる

ためにも最低迷子札を付ける、できれば外れないように

マイクロチップを埋め込んであげましょう。

幸太郎迷子札

迷子札を付けたこうたろう。マイクロチップを埋め込んでいるので

迷子札には「Scan me(スキャンして!)」と書いています。
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