北の国から犬猫と楽しく暮らすための「ヒント」を専門家がお届けします。
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飼い主の責任とは ~飼う前にすべきこと その2~
2008年10月20日 (月) | 編集 |
飼いたい動物のことを勉強する、

次に犬猫を飼う前に彼らを受け入れられる環境にあるかどうか

を考えることが大切です。

つまり「犬猫に必要な環境を提供できる状況かどうか」と

いうこと-

彼らに必要な環境とは、例えば犬の場合(犬と猫では異なる)、

・本能を刺激するための遊びができるスペースが家の中、
 庭(庭がなければ近くに走り回れる公園などがあるかどうか)
・交流できる時間がたくさん持てるかどうか
 (根気よくしていいこと、いけないことを教える時間を
 持つことが出来るか)
・安心して眠れる専用の場所

が、最低必要です。

特に犬は群れで生活する動物ですから、

飼い主さんとの関わりはなくてはならないもの。

だからこそ、飼い主さんが彼らにどう関わるかがポイントになります。


犬にものごとを学習させるためには飼い主さんの努力と

根気が必要です。その時間と真剣に向き合える気持ちが

あるかどうか、また仕事で長時間留守にする場合は

問題行動を覚悟して取り組む覚悟も必要です。

迎える犬種の特性を理解して、飼育環境を整えておくことも重要です。

それらを飼い主が整えられる環境にあって初めて、犬との

生活がスタートできると言えるでしょう。

以前「甘噛みがひどく、興奮すると手がつけられない」

とイタリアン・グレート・ハンド(4ヶ月、オス)の飼い主さんから

相談を受けました。

活発で好奇心旺盛な犬種、子犬に多い典型的でごく自然な

行動です。

飼い主さんのご自宅に伺い、犬の行動を見てアドバイスする

ことになりました。

その飼い主さんのマンションを訪ねると、なんと部屋中物だらけ。

ご主人はご自宅で仕事をされているためですが、

コーヒーテーブルには書類の山、あっちこっちには棚や物が

置いてあり、犬が遊べるスペースはほとんどありません。

ケージから犬を出すと、辺りのものを口にし、

走り回り始めました。そして取り返すと今度は飼い主さんや

私の手に構って欲しいと噛み付いて(甘噛み)きました。

この環境では犬が甘噛みしてきたり、いたずらするのは

自然なこと。イタリアン・グレート・ハウンドは走りが得意な

活発な犬で、かなりの運動量を必要とします。

この犬は「日中は飼い主さんが仕事でいないのでケージでお留守番」

→「飼い主さんが帰宅後、ケージから出すとうれしくて興奮し、あたりの

ものを口にしていたずらする」「飼い主さんと思いっきり遊べないから

相手して欲しくて甘噛みする」→「飼い主さんにしかられて、さらに興奮

して噛む」という悪循環になっているのでした。

犬の行動をどうと言うよりもまず、物を片付けていたずらされない

ようにする、思いっきり遊べるようにスペースを確保する、

ことが必要ですよね。

もちろん、飼い主さんにはそうアドバイスをしたわけですが、

飼い主さんの中にはこの例のように、本末転倒になって

悩んでいる人も少なくありません。

犬を飼っている飼い主さんは今一度自分の飼育環境が整っているか

どうか、犬と‘質の良い’交流ができているかどうか見直して

みてください。


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飼い主の責任とは ~飼う前にすべきこと その1~
2008年10月17日 (金) | 編集 |
私が日本に帰国して改めて感じたのは、

イギリスの飼い主さんは‘犬猫のことを熟知している’のに対し、

日本の飼い主さんは犬猫をよく理解せずに飼っているのでは、

ということです。

言い換えると、イギリスの飼い主さんは何が飼い主の責任かを

認識しているからこそ、飼おうと思う動物のことを事前に勉強します。

一方、日本の飼い主さんはまだ衝動的に犬猫を飼うことが

象徴的なように、自己本位にしか動物を飼っていない人が

多いように見えます。

飼い主が自己満足で、他の人が飼っているから、かわいいから

など・・・。

犬猫を迎え入れるために必要なこと。

それはまず彼らがどういう動物かを知っておくことです。

異なった生き物が同じ住居で生活するのですから、

犬猫の本能、犬猫種の特性を勉強した上で、犬猫を選び、

彼らの要求に答えてあげる努力が必要です。

それが飼い主の責任であり、その努力をして初めて

犬猫との生活のスタート地点と言えるのではないでしょうか。

イギリス人の動物愛護精神 その1
2008年10月10日 (金) | 編集 |
こうたろうイギリス公園
公園でボール遊びを楽しむこうたろう。ちょっと一休み。

イギリスではだいたいどこの公園でも犬を放して散歩させています。

それは人に迷惑をかけないようにしっかりしつけがされているから

ですが、夏の公園でこうたろうを散歩させている時のこと。

休日は郊外の公園に連れて行き、自由に走らせ、いっしょに

ボール遊びをするのが日課でした。この日もこうたろうと私はボール遊びを

ひとしきり楽しんだ後、公園内の川が流れるそばを歩いていました。

そこには群れで泳ぎ、水浴びをしているたくさんのアヒルや白鳥が

いました。

こうたろうは捕食性の強いテリア。動くものを見ると追いかけようとします。

それを見たこうたろうはすぐさま追い払おうと追いかけ始めました。

こうたろうにとってみるとゲームです。

私はその行動を止めもせず、「またか。いつものことだもんね」

とのん気に見守っていたら、近くにいた親子連れの女性に

何やってるのとばかりに一喝されてしまいました。

「かわいそうでしょ。今は野生動物も減っているし、皆で

保護しないといけないんだから、止めさせて!」と。

私はそう言われて驚きましたが、よく考えてみると、

私が飼い主として無責任。

私は自分の犬が遊んでいるんだから(攻撃しているわけでもないし)、

いいやと思って止めさせず、野生動物のことまで考えていなかった

わけですから・・・。

「ソーリー(ごめんなさい)。」と謝ってこうたろうを呼び戻し、

その場を離れました。

この時身をもってイギリス人は犬猫の保護を考えているだけでなく、

野生動物の保護も深く考えているんだなあと動物愛護への

意識の高さを痛感しました。

彼らは周りの動物を保護し、共生していくのが人間の役割だと

思っているんですね。

そして、何が飼い主の責任か・・・。

これは自分の犬はしっかり管理すべきというイギリス人の

犬の飼い主への見方だということも思い知らされた一件でした。



こうたろうイギリス公園2
イギリスの公園。後ろがアヒルや白鳥がいる川
しっぽの会のケア・トレーニング
2008年10月06日 (月) | 編集 |
昨日、しっぽの会から新しい飼い主さんのもとへと巣立った

ワンちゃんへの「ケア・トレーニング」を高橋動物病院で

行いました。

参加のワンちゃんは子犬、ミックス中型犬、シーズー、など

8頭。そしてうちのクラスに参加してくれているしっぽの会

出身のくるみちゃんと、管理センターから保護したレオくんが

模範犬として来てくれました。

トレーニングのテーマは「犬の好きなご褒美を使って、

楽しくコミュニケーションしよう」。

参加してくれたどのワンちゃんも穏やかな良いワンちゃんたち

ばかりで、スムーズに楽しくトレーニングすることができました。

犬との関係を構築するために必要な基本、「おすわり」「ふせ」

「まて」を犬がいつでも聞けるように練習してもらいました。

そして、最後は楽しく「まわれ」の芸に挑戦してもらって終わり。

参加していただいた飼い主さんにトレーニングの楽しさを

感じていただけたなら何よりです。

そして、これをきかっけに犬との生活を楽しんで欲しいなと思います。

詳しくはしっぽの会のホームページをご覧ください。
しっぽの会

IMG_0739.jpg

くるみと飼い主さんがデモンストレーションしてくれているところ
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