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日本の保護犬たち
2008年08月23日 (土) | 編集 |
私はイギリスに滞在中、行動治療や執筆などの仕事をしながら

動物愛護団体のボランティアをしていました。

動物愛護団体の保護センター(犬猫一時預かりのシェルター)

には保護した犬たちを再トレーニングする'リハビリテーション’という

セクションがあり、そこのお手伝いです。

まずイギリスの動物保護センターのシステムをお話しておく

必要がありますね。

行政に保護され、1週間以内に引き取り手がない犬猫、そして市民からの通報によってアニマルポリスに保護された犬猫
                ↓
愛護団体の保護センターに収容
                ↓
犬猫の行動アセスメント(行動に問題はないかテストする)と健康チェック
                ↓
問題ない場合は里親探しの犬猫舎へ
もしくはリハビリが必要な犬はリハビリテーションの犬舎へ

*高齢で健康に問題がある場合、攻撃性の強い犬猫(少しの刺激で血が出るほど深く噛む)の場合は里親探しが難しいとみなし、殺傷処分となる


リハビリテーションのセクションには5名くらいのスタッフがおり、

そのスタッフに従って必要な犬に再トレーニングを行っていきます。

ボランティアは時間がある時にお手伝いをしますが、

だいたい週1,2回数時間のペース。

里親を探すために最低必要なことを教えていきます。

そのセクションにはいろいろなタイプの犬たちがいます。

フレンドリーだけれど興奮しやすい犬、食べ物に執着し、

食器を取ろうとすると唸る犬、人に恐怖心を持っている犬、

他の犬と仲良くできない犬、外が怖くて散歩が

なかなかできない犬など・・・。

主には1~3歳くらいの中型犬純血種、ボーダーコリー、

ジャーマンシェパード、ブル・テリアなどです。

犬舎から出し、散歩をさせたり、トレーニングルームに連れて行き、

ボールやおもちゃで遊びながら基本的なおすわり、ふせ、まて、

はなせ、つけを教えていきます。

ただイギリスで飼われている犬種は中型犬以上が多いことも

あって激しい!

つけができていない犬には引っ張られてこけたり、腕がもげそうに

なったり、興奮しやすいテリア系もパワーはあるので、基本トレーニング

をしている時にジャンプされて倒れたりなど傷が絶えません。

これは覚えさせるまで大変だアー(汗)と思うこともしばしば・・・。

それでも素はどの犬もいい子達なので、

トレーニングで落ち着けるようになっていき、虐待され恐怖心を持つ犬も

徐々に私に慣れてくれました。

こうしたリハビリテーションができるセクションがあれば

里親が見つかるまで一時預かりをする人たちも楽ですし、

新しい飼い主さんも引き取りやすくなりますから、

譲渡数も高くなるはずですよね。

日本の動物保護センターにも是非設けて欲しいと意見したいです。

ところで、イギリスに比べて日本の保護センターにいる犬たちは、

私にとっては何も問題ないように見えます(犬猫にとっては

自然な行動の範囲)。

何でこの犬がここにいるの?って犬達ばかりです・・・。

私のクラスに来てくれた中にも保護犬がいますが、

とてもいい犬たちばかりです。

なぜでしょう?

飼い主さんが自分の思うままにならないとか、自分の事情で

放棄したとしか思えません。

札幌の管理センターに持ち込まれる犬猫の多くは引越しが

理由のようです。

引越しで手放すくらいならなぜ飼ったの?って言いたいです。

問題がある犬猫なら、もっと犬猫を理解しようと飼い主さんが努力したの?

と聞きたいいです。

何も考えずに飼った犬猫だから簡単に手放すことができる

のだと思いますが、飼う前に何が飼い主の責任なのか慎重に

考えた上で、飼って欲しいと心から願います。

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コメント
この記事へのコメント
本当に、引っ越すくらいで飼えなくなるなら
最初から飼うべきではないですよね・・・
つい最近も、放棄の理由が「出産をするから」と
いうケースがありました。どんな親になることやら。
放棄された犬猫たちのなかにはお行儀の良い子も多いですよね。
ちょっと教えただけでオスワリができるようになったり、
こちらが教えなくても、ご飯をもっていくと
オスワリをして待つコもいます。
捨てられる理由が全くわかりません???
2008/08/25(Mon) 22:19 | URL  | ワタシ #9L.cY0cg[ 編集]
三恵先生、
改めましてブログ開設おめでとうございます!!v-238

ボランティアと言えば先日SPCAの
アプリケーションを出して9月にオリエンテーションに参加する事になりました。

See you soon!!
2008/08/26(Tue) 14:53 | URL  | megumi in Cupertino #mQop/nM.[ 編集]
ワタシさん、コメントありがとうございます。
ホント、自分の勝手で犬猫を物のように捨てるのは止めていただきたい!
彼らは物ではなく、命ある、そして感情ある生き物なのですから。
これからは子供の時から命あるものの大切さ、接し方を教育すべきだと思うのですが、そういう機会を持つにはどうすればいいのでしょうかね。
2008/08/26(Tue) 22:38 | URL  | こうたろうママ #-[ 編集]
MegumiさんSPCAのオリエンテーション頑張って。またその話を是非聞かせてください。
2008/08/26(Tue) 22:40 | URL  | こうたろうママ #-[ 編集]
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