北の国から犬猫と楽しく暮らすための「ヒント」を専門家がお届けします。
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犬のストレスを考えよう!その1 散歩後の足拭き
2009年04月03日 (金) | 編集 |

すっかりご無沙汰してしまいました。

ずいぶん雪は溶け、春らしいお天気が続くようになりましたね。

散歩しやすい時期になりましたが、ふたたび足を拭かなくては

いけない時期にもなりました。

さて今回から「犬のストレスを考えよう!」というタイトルで

シリーズで記事を書いてみたいと思います。

飼い主さんは自分のワンちゃんをよく理解しているつもりでも

ストレスサインを見落としていることは少なくありません。

それが飼い主さんの困った問題行動へと発展してしまうことも

あるのです。ワンちゃんの気持ちになってよーく考えてみましょう。


では、この季節に多くなるワンちゃんの困った行動、足が拭けない、

洗えないという問題について。

まず、ワンちゃんにとって、足先、しっぽなどは神経が過敏になって

いる場所ということを知っておいてください。

ならばそこを力を入れてぞうきんやタオルで拭いたり、片手で持って

水で洗ったりすると、私たちが思っている以上に痛みや不快感が

覚えるはずです。

特に臆病で神経質な部分のある犬は「嫌だ」というよりも「怖い」という

気持ちになりがちです。

一度でもそういうことがあると上記のようなタイプのワンちゃんは

自己防衛から足を拭かれたり、洗われたりするのを拒み始め、

うなる、噛み付くそぶりを見せる、 噛む、という行動を次第に

見せ始めます。

飼い主さんはそのような行動を反抗的だとして「だめ!」「こら!」と

叱って、 さらに無理やり続けようとすると、ワンちゃんはより攻撃的に

なることがほとんどです。それは飼い主さんへの優位性ではなく、

拭かれることに対しての恐怖心からなんですね。

そして攻撃すれば飼い主さんが止めると学習した

ワンちゃんは自信をもって攻撃するようになります。

だから飼い主さんにはワンちゃんがより反抗的に

見えてしまうのでしょう。

飼い主さんはそれくらい我慢しなさい、と思うかもしれませんが、

ワンちゃんにとっては拭かれる部分が敏感で、拭かれることに

慣れていないのに、いきなり力を入れて拭かれると、

かなりのストレスになってしまうはずです。

私たちも同じような状況に置かれれば 怖くなってしまいますよね。

そこで・・・・ワンちゃんが受け入れられるように、最初はソフトに

一本ずつ拭き、受け入れておとなしくしていれば、しっかり褒めて

そのつど おやつなどのご褒美を与えます。

それに慣れてくれば上記と同じ方法でもう少しきちんと拭くようにします。

ワンちゃんが少しでも嫌がる様子や不安な様子を見せたら、いったん

止めて、タオルの上を歩かせるだけにし、室内でタオルでソフトに

足を拭く練習をして慣れさせましょう。それを練習しながら散歩あとの

足拭きは一本ずつソフトに行っていきます。水で洗うのも同じ方法です。

大切なのはワンちゃんの行動をよく飼い主さんが観察してあげること。

あくびや鼻を舌でなめるなどの行動はストレスサイン(カーミングシグナル)

ですよ。








飼い主が攻撃的なら犬も攻撃的になる!☆ペンシルバニア大学の研究発表より☆
2009年03月16日 (月) | 編集 |
このたび、ペンシルバニア大学の獣医行動学研究室が

研究発表を行いました。

その発表とは「罰を使って犬にトレーニングを行うと、犬は

攻撃的になりやすく、逆にご褒美を使って自発的に

行動を起こすように誘導すると、攻撃的になりにくい」

というもの。

言い換えると、飼い主が犬に攻撃的に接すると、犬も

攻撃的になる傾向があるということです。

以前から欧米における行動学の分野では罰による学習よりも、

褒めて教える学習の方が犬そのものの特性を生かしながら

ストレスを与えずにできる、飼い主さんとの良い関係も構築できる

として推進されてきました。

それが今回の調査でさらに証明されたわけです。

以前に行動学者が行った研究でも罰によるトレーニングを受けた

66%の犬はその後攻撃行動を引き起こす結果となっています。

私の行動治療での経験上、犬の攻撃行動で多いのは、飼い主さん

家族への攻撃行動です。

抱き上げる、必要以上に撫でる、服を着せる、足を拭く、大切にしている

おもちゃや骨に近づく、休んでいる時に近づく撫でるなどの行動を

飼い主さんがした時に吠える、うなる、噛み付く行動を見せる:

犬にとって嫌もしくは怖いと感じることを飼い主さんがした時です。

日本では犬がそういう行動を取ったら「マズル(口まわり)をつかんで

にらむ、おなかを押さえてひっくり返す、鼻先をたたく」など

犬に恐怖を与えるような罰で対処するようにアドバイスしている

TVや本、ホームページなどがありますが、それは犬を一層怖がらせ、

攻撃行動を強めてしまう危険がありますので、十分気をつけましょう。

それよりも犬が攻撃を示すような行動は控えるようにし、もし攻撃行動を

見せたら完全無視し、しばらくひとりに放っておくようにした方が

効果はあります。

研究結果にあるようにパピークラスを探す場合は

トレーナーさんをよく調べて必ず褒めて教えるトレーニング法を

行っている教室に行くようにしましょう。

ペンシルバニア大学犬の行動研究について News

もう一頭子犬を飼う前に
2009年02月18日 (水) | 編集 |
私がよく相談される問題行動の中に「多頭飼いでの問題」

があります。

その問題とは、来客が来たり、音などの刺激があると

吠え始めて収拾がつかなくなる、

先住犬と新入りがなかなか仲良くできない、などです。

飼い主さんが新しく子犬を迎える主な理由は

「一頭だとかわいそうだから」「一頭よりも他に犬がいた方が

お留守番しやすいから」のようですが、本当にこれが

ご自分の犬にとって適切な選択でしょうか。

私はその前にちょっと待って!よく考えて!と一言

もの申したいと思います。

ポイントは先住犬がどういう犬かによります。

飼い主さんがご自分の犬をどのように理解しているか・・・ですね。

犬種、性格、年齢、性別、飼い主さんとの関係はどうか・・・

例えば、飼ってらっしゃるワンちゃんが、M.ダックスの

オス、年齢は7歳以上、人や犬への社会化はほとんど

できておらず、臆病な性格で、飼い主さんの言うことは

なかなか聞かない(基本トレーニングができていない、

飼い主さんのリーダーシップが確立できていない)と

いうのであれば、そこに新入りのワンちゃんを迎えても

飼い主さんが今以上に問題を抱える可能性は高くなります。

なぜなら、先住犬が

・臆病で社会化ができていないこと、年齢差が大きすぎるため
 新入りのワンちゃんを受け入れるのに時間がかかる
・まわりの環境への社会化もできていないはずなので、
 少しの刺激に対して吠えやすく、新入り犬も吠えやすくなる
・飼い主さんの言うことに従わなければ新入り犬も先住犬の
 いけない行動を見習ってしまう

という傾向にあるからです。

要するに新入り犬を迎える場合は、
先住犬がしっかりしつけられていることが重要となります。

そのために必要なことをまとめると

・先住犬に子犬の時から人や犬、周りの環境に社会化を
 させておくこと
・飼い主さんの言うことに従えるように楽しく基本トレーニングを行い、
 犬との適切な関係を構築しておくこと
・問題行動が見られる場合は、できるだけ早く適切に対処し、
 改善させておくこと

そしてこれらができていると考えて新入り犬を迎える場合は

・同姓ではなく異性を迎えた方が関係は収まりやすい
・年齢差は2,3歳くらいが適当
 近すぎる場合は闘争心が起きやすくなり、年齢差があり過ぎる場合は
 行動パターンが異なりすぎて、先住犬にストレスがかかってしまう

ということを知っておきましょう。


いつでも愛犬に触れるようにしておこう
2008年09月18日 (木) | 編集 |
以前の記事にも書きましたが、相談される問題行動の中で

最も多いのは、「飼い主を噛む」こと。

飼い主さんが足を拭けない、洗えない、ブラッシングが出来ない、

爪が切れない、首輪が付けられない、目薬がさせない、など、

すべてが犬にとって嫌なことをしようとした時に起こる問題です。

飼い犬に噛まれるということは飼い主さんにとってはショックで、

悲しいことですよね。

ほとんどの場合は子犬の時から飼い主さんが触ることに

慣れさせていない、そしてもともとあまり触られるのを好まない犬に

無理やり行うことが原因です。

なぜ犬にとって「無理やり」「嫌」になってしまうのでしょうか。

それは飼い主さんが楽しい関連付けでそれらを犬に

紹介できていないからと言えるでしょう。

逃げようとする犬を無理やり捕まえて、一気に足を拭いたり、ブラッシング

しようとすれば、犬は抵抗しますし、2度とされないように

構えるようになりますよね。

これは犬が悪いのではなく、恐怖で自己防衛から攻撃をせざるを

得なくなってしまうわけです。

そうさせないためには最初が肝心。紹介の仕方次第です。

好きなおやつを見せて来させ、

タオルで足をやさしく1本拭くことができたら、褒めて持っている

おやつを1個与え、次に2本目をやさしく拭き、また拭かせたら、

褒めて持っているおやつを与える。

同じく、やさしくブラッシングして受け入れたら、褒めておやつを与える。

そしてまた他の部分をブラッシングして受け入れたら、再び褒めて

おやつを与える、というように段階を経て行うことが必要です。

犬はいったん警戒してしまうと、受け入れるのはなかなか

難しくなってしまいますから。

まずは子犬の頃から、飼い主さんはもちろん、家族全員

どこを触っても問題がないようにしておくことが大切です。

スキンシップとして、毎日体のいろいろな部分を触る、

撫でる練習をしておきましょう。

子犬の時に行ってみて大丈夫だからと止めてしまうと、

自我が明確に出てくる1,2歳になって「嫌だ」と唸ったり、

歯を見せたりすることがありますので、犬との信頼関係が

構築する3,4歳まで続けることが大切です。

現在、網膜剥離を治療しているパピヨンに点眼ができないという

飼い主さんを診ています。

このワンちゃんは点眼以外にも必要以上に撫でられたり、

顔の周辺を触られたり、足を拭いたりする時にも

噛み付く行動を見せます。

皆さんのワンちゃんもいつ病気になって、治療しないといけない

時がくるかわかりません。その時のためにも、体のどこの部分に触れても

落ち着いていられるように、毎日少しずつ練習してみましょう。







ラブラドールの胃から13個のゴルフボールが!
2008年09月08日 (月) | 編集 |
イギリスでのニュース。

ラブラドールの胃袋から13個のゴルフボールが出てきたらしい。

もちろん、ゴルフボールを食べたということ。

ゴルフコースの近くに住む5歳になるクロラブ、オスカーくんの

飼い主さんは、彼の胃からおかしな音がするため病院に

連れて行ったところ、なんとゴルフボールの山が胃の中に!

すぐさま手術して無事全部取り出した。

オスカーくんの健康には何も異常なく、元気に過ごている

らしいが、やむを得なく口輪をして散歩しているとか

(これだと当然かも)。

さすが、イギリスのラブラドール。

何でも食べてしまうのは日常茶飯事で、やはり日本とは異なり、

ラブの本能そのままに生きてます(笑)。

他にもいろいろあるんですよ。飼い主が携帯電話を探していたら、

マスティフのお腹から着信音がして、発見したとか・・・。


イギリスの公園ではほとんどの飼い主さんは犬を放して散歩している

ため、拾い食いは余程トレーニングしていないと止めさせられないんです。

(でもしっかりしつけられているから放しても散歩できるのです。

拾い食い以外はね。)特にレトリバー系は。

レトリバーを飼っている飼い主さん、拾い食いをさせないためにも

しっかり「つけ」の練習をしましょう。

英語の記事ですが、ご覧になってください。
イギリスMSNニュース
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